病変へ届く入口をつくる。
エッチングを基本に、必要に応じて選択的な研削を加え、レジンが浸潤できるところまで表層バリアへアクセスします。
装置を外したその日、歯面に残った白濁を前に、何を診て、どう説明し、どこまで治療するか。ICONの操作だけではなく、治る可能性の高い白濁と、ICON単独では難しい白濁を見極めるための臨床を学びます。
Post-event archive
2026年9月14日に開催した古川智基先生の講演を公開しています。講演では、白濁を一括りにせず、病態・深さ・表層の状態を読みながらICONの適応と限界を考える視点を、症例と実演を交えて扱いました。
すでにお申し込みの方は、購入時のメールアドレスで認証して2026年10月15日 23:59(JST)まで視聴できます。これから購入する方は、購入完了後すぐに同じアーカイブを、購入日の翌月同日23:59(JST)までご覧いただけます。
LECTURE HIGHLIGHT 01 / DISCERN
実講演から、白濁を一括りにせず分類して考える導入部分を抜粋しました。診断から始めるという講義の軸を確認できます。
The real question
ホワイトスポットは一つの診断名ではありません。病因も、深さも、表層の状態も違う。その違いを読めないまま手順だけをなぞると、期待した変化が得られないことがあります。
この白濁は、ICONで改善が見込めるのか。
脱灰性白斑、フッ素症、MIHをどう考え分けるのか。
エタノール塗布後の見え方から、何を判断するのか。
白さが残ったとき、どこへ戻り、次に何を選ぶのか。
What is ICON?
ICONは、低粘度レジンを多孔質になったエナメル質へ浸潤させる、マイクロインベイシブな治療です。名称は「Infiltration CONcept」に由来します。歯を白く塗るのでも、白濁部分をすべて削って詰めるのでもありません。
エッチングを基本に、必要に応じて選択的な研削を加え、レジンが浸潤できるところまで表層バリアへアクセスします。
Icon Dryなどで濡れた時の変化を観察します。白濁が十分に改善しなければ、そのまま進まず、アクセスを再評価します。
低粘度レジンを病変内部へ浸潤させ、光重合後に再塗布と研磨を行います。防湿と各工程の評価が結果を左右します。
ICONは製品名。
結果を左右するのは、診断と途中評価。
同じ「白濁」に見えても、脱灰性白斑、フッ素症、MIH、形成異常、外傷などでは、病変の深さも表層バリアも異なります。ICON Smooth Surfaceの適応は、非う窩性う蝕病変、および脱灰・軽度から中等度のフッ素症による非う窩性病変です。
つまり、すべての白濁が同じように改善するわけではありません。どの白濁を選び、どこまで表層を開き、どの変化を確認して次へ進むのか。その臨床判断を学ぶことが、このセミナーの中心です。
参考:DMG Icon Smooth Surface 製品情報、Instructions for Use、Bourouni S, et al. Clin Oral Investig. 2021;25:4711-4719. doi:10.1007/s00784-021-03931-7. 図はこれらをもとにX UNIVERSITYが独自作成。実際の使用は国内添付文書および製造販売元の最新情報に従ってください。
Lecture highlight
実講演から、白濁が生じる光学的な背景を説明した部分を抜粋しました。見た目の変化を理解するための基礎を、古川先生の解説で振り返ります。
ショート動画は講演の一部です。全編では診断、手順、症例、質疑応答まで扱っています。
Lecture recap by Dr. Minamidate
白濁を診断名として一括りにしないこと、Wet-Dry Testなどの観察を手順の途中判断へつなぐこと、症例から適応と限界を読むこと。講演の見どころを、南舘の視点で整理しました。
まとめ記事を読む →What you will learn
脱灰性・非脱灰性、フッ素症、MIHなど、ホワイトスポットの背景を分けて考えるための入口を整理します。
Wet-Dry Test、クロス偏光、トランスイルミネーションなど、臨床で使える評価の意味と限界を学びます。
経過観察、予防、ホワイトニング、マイクロアブレージョン、レジン浸潤、修復。その選択を一本の判断軸へつなぎます。
防湿、表層処理、エッチング、乾燥、浸潤。説明書の順番だけでは見えにくい、臨床上の観察点を確認します。
評価工程で何が見えたら進めるのか。どの変化なら再処置を考えるのか。成功を左右するチェックポイントを言語化します。
白濁が残る、帯状に見える、形態欠損が現れる。そんな時の再評価と代替処置を、失敗例も含めて考えます。
For orthodontists
矯正は、
歯が並んだところで
終わらない。
患者さんが鏡の中で見るのは、「矯正後の歯」です。
マルチブラケット治療後、とくにプラークコントロールが難しかった症例では、装置撤去後の白濁が仕上がりを左右します。それが治療中に生じた白濁でも、もともと存在した白濁でも、矯正医には説明と判断が求められます。
経過を見てよいのか。予防処置を続けるのか。ホワイトニングから始めるのか。ICONを選ぶのか。修復が必要なのか。その判断軸を持つことは、治療後の安心感と完成度を変えます。
Recorded session
実際の画像を見ながら、病態・深さ・適応を講師と参加者で検討しました。
期待した結果が得られなかった場面から、観察点とリカバリーを掘り下げます。
修復に慣れていない先生の視点から、南舘が問いを整理し、古川先生と議論しました。
Attendee benefits
講義を診療で振り返るための2つの参加特典を予定しています。配布版の内容と提供時期は、確認後にご案内します。
白濁の分類と、病歴・分布・境界・深さから鑑別を考えるための図を一枚に。
防湿、研削、湿潤状態での再評価、次へ進むか前工程へ戻るかの判断点を確認できる形へ。
参加特典は監修確認後、対象者へ提供方法をご案内します。
Speaker
医療法人社団大志|和光市デンタルオフィス 院長
器用だからできる、で終わらせない。
一般歯科、審美修復、インプラント、矯正を横断する総合臨床医。今回お願いしたのは、華麗な症例供覧だけではありません。修復処置に慣れていない矯正医でも、何を見て、どの順番で動き、どこで立ち止まればよいかが分かる構成です。
公立大学九州歯科大学卒業。愛知学院大学附属病院総合診療部で臨床研修後、医療法人社団SCDC 静岡歯科で副院長として研鑽。医療法人社団大志 みずほ台駅ナカ歯科・矯正歯科の指導医・副院長を経て現職。医院運営と若手教育にも携わる。
Recommended for
Event details
14 SEP 202621:00-23:30 JST
Price & entry
LECTURE / PROCEDURE
研削不足では届かず、過剰研削では暗さが残る。その間で、どこまで削り、いつ次へ進むかを見極めます。
歯科医師
¥11,000 税込
アーカイブ購入価格
今回の早期申込価格 ¥7,700(税込)は受付終了
¥11,000でアーカイブを購入する研修医・学生・コメディカル
¥6,600 税込
アーカイブ購入価格
今回の早期申込価格 ¥4,400(税込)は受付終了
¥6,600でアーカイブを購入するStripeの安全な決済画面へ移動します。購入完了後、アーカイブの視聴案内を決済時のメールアドレスへお送りします。視聴期限は購入日の翌月同日23:59(JST)です。翌月に同じ日がない場合は月末までです。
職種区分とメールアドレスを確認して決済します。
視聴方法を購入時のメールアドレスへお送りします。
日本語音声と5言語の字幕を選んで視聴できます。
まとめ記事と参加特典の案内で、臨床判断を整理できます。
FAQ
はい。材料の基本から、適応判断、術式、結果の確認、トラブルシューティングまで扱います。修復処置に慣れていない矯正医も想定した内容です。
はい。矯正治療を行うGP、審美修復やホワイトスポット治療に関心のある歯科医師にも関連する内容です。
視聴できます。予防、観察、患者説明に関わる歯科衛生士・スタッフにも関連する内容を含みます。診断と処置は歯科医師が行う内容です。
ライブにお申し込みいただいた方は2026年10月15日 23:59(JST)まで視聴できます。これからアーカイブを購入する方は、購入日の翌月同日23:59(JST)まで視聴できます(翌月に同じ日がない場合は月末まで)。いずれも申込時のメールアドレスで認証してください。
日本語音声に、日本語・英語・韓国語・中国語(簡体字/繁体字)の字幕を選択できます。
White Spot Decision MapとICON Chairside Checklistを参加特典として予定しています。配布版の内容と提供時期は、監修確認後に対象者へご案内します。
このページのショート動画と、南舘による講演まとめ記事で、診断・手順・症例の見どころを確認できます。
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