治る白濁、治らない白濁。ホワイトスポット診断とICON臨床のリアル

治る白濁、治らない白濁。ホワイトスポット診断とICON臨床のリアル。講師 古川智基先生、モデレーター 南舘崇夫。

装置を外したその日、歯面に残った白濁を前に、何を診て、どう説明し、どこまで治療するか。ICONの操作だけではなく、治る可能性の高い白濁と、ICON単独では難しい白濁を見極めるための臨床を学びます。

DATE
2026.09.14 MON
TIME
21:00-23:30 JST
FORMAT
Zoom Live + 1か月アーカイブ
SPEAKER
古川 智基 先生
EARLY BIRD / 9.7 23:59まで早割・料金と申込へ ¥7,700 →
ライブ配信は日本語のみです。海外向けには、英語字幕付きアーカイブ専用チケットを別途販売します。 Live session: Japanese only. An English-subtitled archive-only ticket is available separately. It does not include live access.

FILM 03 / DIAGNOSIS

ホワイトスポットは、
診断名ではない。

白く見える現象を一括りにしない。脱灰性か、非脱灰性か。ICONの前に必要な診断の入口を、古川先生が解説します。

The real question

白い。
だからICON、ではない。

ホワイトスポットは一つの診断名ではありません。病因も、深さも、表層の状態も違う。その違いを読めないまま手順だけをなぞると、期待した変化が得られないことがあります。

01

この白濁は、ICONで改善が見込めるのか。

02

脱灰性白斑、フッ素症、MIHをどう考え分けるのか。

03

エタノール塗布後の見え方から、何を判断するのか。

04

白さが残ったとき、どこへ戻り、次に何を選ぶのか。

What is ICON?

白を塗って隠すのではない。
光の通り道を変える。

ICONは、低粘度レジンを多孔質になったエナメル質へ浸潤させる、マイクロインベイシブな治療です。名称は「Infiltration CONcept」に由来します。歯を白く塗るのでも、白濁部分をすべて削って詰めるのでもありません。

NAME
Infiltration CONcept
ORIGIN
ドイツ・DMG
INTRODUCED
2009年
GLOBAL
メーカー公表 約70か国

白く見える理由と、目立ちにくくなる仕組み

OPTICAL MECHANISM / ORIGINAL DIAGRAM
白濁したエナメル質 多孔質な病変内部の空気や水とエナメル質の屈折率の差により、光が散乱して白く見える状態。 BEFORE / WHITE SPOT 表層バリア 微細な空隙(空気・水) 光が散乱する レジン浸潤後のエナメル質 低粘度レジンが病変内部の微細な空隙へ入り、光学的な差が小さくなって光の散乱が減る状態。 AFTER / INFILTRATION 病変へのアクセス 低粘度レジンが浸潤 光散乱が減る
ICON処置前の白濁を認める上顎前歯
CLINICAL / BEFORE
レジン浸潤後に白濁が目立ちにくくなった同一症例の上顎前歯
CLINICAL / AFTER
WHITE SPOT病変内部の微細な空隙に空気や水があると、健全なエナメル質との光学的な差によって光が散乱し、白濁として見えやすくなります。
RESIN INFILTRATION毛細管現象を利用して低粘度レジンを空隙へ浸潤させると、光学的な差が小さくなり、白濁が周囲の歯質になじみやすくなります。
01 / ACCESS

病変へ届く入口をつくる。

エッチングを基本に、必要に応じて選択的な研削を加え、レジンが浸潤できるところまで表層バリアへアクセスします。

02 / PREVIEW

進む前に、結果を予測する。

Icon Dryなどで濡れた時の変化を観察します。白濁が十分に改善しなければ、そのまま進まず、アクセスを再評価します。

03 / INFILTRATE

浸潤させ、硬化し、整える。

低粘度レジンを病変内部へ浸潤させ、光重合後に再塗布と研磨を行います。防湿と各工程の評価が結果を左右します。

ICONは製品名。
結果を左右するのは、診断と途中評価。

同じ「白濁」に見えても、脱灰性白斑、フッ素症、MIH、形成異常、外傷などでは、病変の深さも表層バリアも異なります。ICON Smooth Surfaceの適応は、非う窩性う蝕病変、および脱灰・軽度から中等度のフッ素症による非う窩性病変です。

つまり、すべての白濁が同じように改善するわけではありません。どの白濁を選び、どこまで表層を開き、どの変化を確認して次へ進むのか。その臨床判断を学ぶことが、このセミナーの中心です。

参考:DMG Icon Smooth Surface 製品情報Instructions for Use、Bourouni S, et al. Clin Oral Investig. 2021;25:4711-4719. doi:10.1007/s00784-021-03931-7. 図はこれらをもとにX UNIVERSITYが独自作成。実際の使用は国内添付文書および製造販売元の最新情報に従ってください。

2分15秒・音声ありFILM 02 / 05

Lecture preview

白濁は自然に、
どこまで改善するのか。

装置撤去後の白濁は、時間とともにどこまで変化するのか。自然経過のデータから、患者説明と介入の必要性を考えます。

事前打ち合わせから、講義の入口となる5つの臨床トピックを抜粋しました。番号を選ぶと動画が切り替わります。

SELECTED FILMS

What you will learn

見た目から、病態へ。
術式から、判断へ。

01 / DIAGNOSIS

「白い」を、ひとまとめにしない。

脱灰性・非脱灰性、フッ素症、MIHなど、ホワイトスポットの背景を分けて考えるための入口を整理します。

02 / DEPTH

病変の深さと、表層のバリアを読む。

Wet-Dry Test、クロス偏光、トランスイルミネーションなど、臨床で使える評価の意味と限界を学びます。

03 / DECISION

介入する境界を引く。

経過観察、予防、ホワイトニング、マイクロアブレージョン、レジン浸潤、修復。その選択を一本の判断軸へつなぎます。

04 / PROCEDURE

各工程の「目的」を理解する。

防湿、表層処理、エッチング、乾燥、浸潤。説明書の順番だけでは見えにくい、臨床上の観察点を確認します。

05 / PREDICTION

進む前に、結果を予測する。

評価工程で何が見えたら進めるのか。どの変化なら再処置を考えるのか。成功を左右するチェックポイントを言語化します。

06 / RECOVERY

うまくいかない時の、次の一手。

白濁が残る、帯状に見える、形態欠損が現れる。そんな時の再評価と代替処置を、失敗例も含めて考えます。

FILM 07 / DEPTH

深さを読む、
3つの臨床検査。

偏光フィルター、Wet-Dry Test、透過光。検査を並べるだけでなく、病変の深さを推測して治療判断へ接続します。

For orthodontists

矯正は、
歯が並んだところで
終わらない。

患者さんが鏡の中で見るのは、「矯正後の歯」です。

マルチブラケット治療後、とくにプラークコントロールが難しかった症例では、装置撤去後の白濁が仕上がりを左右します。それが治療中に生じた白濁でも、もともと存在した白濁でも、矯正医には説明と判断が求められます。

経過を見てよいのか。予防処置を続けるのか。ホワイトニングから始めるのか。ICONを選ぶのか。修復が必要なのか。その判断軸を持つことは、治療後の安心感と完成度を変えます。

Live session

成功例だけでは、
臨床はうまくならない。

DIAGNOSIS QUIZ

この白濁、どう見る?

実際の画像を見ながら、病態・深さ・適応を参加者と一緒に考えます。

HONEST CLINICAL REVIEW

正直な失敗と、その理由。

期待した結果が得られなかった場面から、観察点とリカバリーを掘り下げます。

DISCUSSION & Q&A

矯正医の疑問を、深掘り。

修復に慣れていない先生の視点から、南舘が問いを整理し、古川先生と議論します。

Attendee benefits

翌日の診療へ、
判断を持ち帰る。

講義を聞いて終わりにしないために、白濁の評価から処置選択までを診療へ持ち帰れる2つの資料をご用意します。

White Spot
Decision Mapホワイトスポット 判断マップ

病因、深さ、表層、見え方から、経過観察・予防・浸潤・修復へ進むための思考を一枚に。

ICON
Chairside ChecklistICON チェアサイドチェックリスト

防湿から評価、浸潤、仕上げまで。各工程で「何を見るか」を、診療中に確認できる形へ。

視聴後アンケート回答者には、患者説明書・同意確認書もご案内します。

Speaker

古川 智基Dr. Tomoki Furukawa

医療法人社団大志|和光市デンタルオフィス 院長

器用だからできる、で終わらせない。

一般歯科、審美修復、インプラント、矯正を横断する総合臨床医。今回お願いしたのは、華麗な症例供覧だけではありません。修復処置に慣れていない矯正医でも、何を見て、どの順番で動き、どこで立ち止まればよいかが分かる構成です。

公立大学九州歯科大学卒業。愛知学院大学附属病院総合診療部で臨床研修後、医療法人社団SCDC 静岡歯科で副院長として研鑽。医療法人社団大志 みずほ台駅ナカ歯科・矯正歯科の指導医・副院長を経て現職。医院運営と若手教育にも携わる。

  • 国際口腔インプラント学会 認定医
  • 日本デジタル矯正歯科学会 認定医
  • 厚生労働省認定 臨床研修医指導医

Recommended for

こんな先生に。

  • 装置撤去後の白濁に、経過観察以外の選択肢を持ちたい矯正医
  • ICONを導入したいが、ラバーダムや修復処置にハードルを感じる先生
  • ICONを使ったものの、想定どおり改善しなかった経験がある先生
  • ホワイトスポットの鑑別と患者説明を整理したいGP
  • 矯正治療後の審美的な仕上がりを一段高めたい先生
  • 予防・観察・術後管理に関わる歯科衛生士、コメディカル

Event details

14 SEP 202621:00-23:30 JST

開催形式
Zoomライブ配信
アーカイブ
開催後1か月・日本語のみ
講師
古川 智基 先生(医療法人社団大志|和光市デンタルオフィス 院長)
主催
X UNIVERSITY
モデレーター
南舘 崇夫 先生(福岡MA矯正歯科 院長)
参加特典
White Spot Decision Map / ICON Chairside Checklist

Price & entry

公開記念・早割

FILM 14 / PROCEDURE

バリアは削る。
でも、削りすぎない。

研削不足では届かず、過剰研削では暗さが残る。その間で、どこまで削り、いつ次へ進むかを見極めます。

Stripeの安全な決済画面へ移動します。購入完了後、ご案内を決済時のメールアドレスへお送りします。

01Stripeで申込

職種区分とメールアドレスを確認して決済します。

02案内メール受信

Zoomリンクと当日のご案内を購入時メールへ送ります。

03ライブ参加

講義、臨床ディスカッション、Q&Aに参加できます。

041か月復習

アーカイブと参加特典で臨床判断を振り返れます。

FAQ

よくある質問

ICONを使ったことがなくても参加できますか?

はい。材料の基本から、適応判断、術式、結果の確認、トラブルシューティングまで扱います。修復処置に慣れていない矯正医を想定した構成です。

矯正専門医ではなくても参加できますか?

はい。矯正治療を行うGP、審美修復やホワイトスポット治療に関心のある歯科医師にも役立つ内容です。

コメディカルも参加できますか?

参加できます。予防、観察、患者説明に関わる歯科衛生士・スタッフにも有用です。診断と処置は歯科医師が行う内容を含みます。

ライブで参加できない場合はどうなりますか?

開催後、1か月間の日本語アーカイブを提供します。公開開始日と終了日時は、公開時のご案内に明記します。

英語通訳・英語字幕はありますか?

ライブ配信は日本語のみで、英語同時通訳はありません。海外向けには、開催後2〜3日を目安に公開する英語字幕付きアーカイブ専用チケットを別途販売します。海外版にはライブ参加権は含まれません。英語字幕版は公開から1か月視聴できます。

参加特典はありますか?

参加特典として、White Spot Decision MapとICON Chairside Checklistを配布します。さらに視聴後アンケートへ回答いただいた方には、患者説明書・同意確認書をご案内します。

講師へ質問できますか?

ライブではQ&Aを予定しています。申込時にも、古川先生へ聞きたいことや現在困っている場面を募集します。

領収書は発行されますか?

有料申込の領収書は、購入完了メール内の「領収書を表示・ダウンロード」ボタンから確認できます。メールが見つからない場合は、領収書再送ページに決済時のメールアドレスを入力してください。リンクは購入時メールへだけ送信されます。0円招待では決済領収書は発行されません。

申込後の返金はできますか?

購入完了後の返金は原則として行っていません。重複決済、決済障害、当方の事情により提供できない場合は個別に対応します。

Mastering White Spot & ICON

明日から、白濁を
「見つけるだけ」で終わらせない。

2026年9月14日 21:00、オンラインでお待ちしています。

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